2020年7月頃の悩み事など

はじめに

こんにちは、kuroです。 定例のふりかえり弟子活1on1を終えたので、またその1on1の内省です。 事あるごとに「ふりかえり」「ふりかえり」と言っていて、最近は「ふりかえり」という単語を使わない日がないんじゃないかと本当に思います。その甲斐あって、社内でふりかえりおじさんとしての認知が定着しつつあります…

前回のアクション

  • スクラムチームのメンバーと理想的なチームの姿について話をする。自分のもやもやを伝える。お互いの期待を知る。

プロジェクトレトロスペクティブでそれぞれの理想的なチームの姿を話し合い、自分の期待とそれぞれの思いを共有しました。

  • タックマンモデルについてスクラムチームと勉強会をする。

タックマンモデルやコンフォートゾーン、ストレッチゾーンについて説明、今自分たちがどのあたりにいるか?これからどこを目指していきたいか?そのためには何をしていけばいいんだろか?という雑談をしました。自分の中のもやもやは解消。時期をみてまた話をしてみたいと思っています。

  • オンラインイベントを企画する。

ふりかえり体験会を実施しました!

kurogi-s.hatenablog.com

やっと1歩を踏み出せました、2歩目がまだですが今後も頑張りたいです。

最近のトピック

スクラムチームが増えた。

増えました。1チームが2チームに。自分は片方のチームのPO兼全体のコーチ的な位置付け。新規メンバは全員スクラム初心者。1が2になっただけですが面白いことにチームが増えると「これはそっちのチームでしょ」「え、こっちでも同じことやってるよ」みたいな会話が出てくるんですよね。チームが増えたことで生じる課題もあり悩みも多いですが、とにかく今は仲間が増えて嬉しいです。毎週のふりかえりも楽しくやれているよう。スクラムの勉強のためスクラムガイドのアクティブ・ブック・ダイアローグも計画したりしています。

組織で週次のふりかえりを始めた。

開発のPJチームとは別に所属する組織でも定例会議をすることが大抵あるかと思いますが、ふりかえりの活動を宣伝しまくったところ、ついにその場でも毎週ふりかえりを実施することになりました。言い出しっぺのため、ファシリテーションは当分の間は自分。開発のチームではコミュニケーションをよく取っていますが、チームや担当プロダクトが異なると普段は会話すらほとんどない状態ですので、ふりかえりを活用して組織の連帯感を高めていきたいなーというところです。ついでにオンラインツールやふりかえり手法の勉強もできて1石3鳥の活動です。

Scrum Fest Osaka 2020に参加した。

SFOは初めてだったのですが、開催日前から運営の方々の熱量に圧倒されました。当日の各トラックはセッションだけでなくセッション外の雑談も盛りがっており、、、すごいなーこんな輝いている方々がいるんだなーという感想で、正直なところ今回はまだ自分の中で処理仕切れていません。スタックオーバーフロー。なので、気持ちが落ち着いてからもう一度スライドや動画を見直そうと思っています。

最近の悩み事など

1on1で相談した最近の悩み事と、それらについてどんな話をしたか簡単におさらいです。

ふりかえりやアジャイル的な活動をもっと加速・スケールしていかんとやばい?という漠然とした不安や焦りを感じるようになった。いっそ外部コーチにもっと頼るべきかも?

  • チームは順調に増えてきているし、ふりかえりの活動も広まってきている。周りからは「楽しい」「成長した」という声も聞こえてくるものの、自分の活動のペースはこんなものでいいんだろうか?もっと出来ることがあるんじゃないか?と気が焦ってしまう。全然まだまだ。
    • 何に焦っている?なぜ焦っている?
      • ビジネス環境の変化や組織としての危機感。SFOやCOVIT-19に対する競合他社の方針転換を眺めていると、このままでいいんだろうかと疑問が湧いてくる。
    • こうならなければという理想像がある?その理想像は共有できている?一人で抱えてしまっていない?
      • 共有できていない。自己確信の資質が強く出てしまっていそう。そもそも描いている理想像があるべき姿なのかは自分で見直す必要があるかもしれない。
        • (1on1後)そういえば昔から自分の動機付けは焦りや少し先に備えて何か武器を揃えておかないとという感情が多かった気がします。周りよりも先んじることに価値を見出すというか。裏返すと後から追い抜くことに苦手意識があるのかもしれないです。
    • 外部コーチと内部コーチでは役割が違う。外部コーチがいれば解決するということはない。周りが「楽しい」「成長した」と言っているのであれば内部コーチとしてはある意味で十分。焦る必要はない。「楽しい」だけに不満がある?

ふりかえりのファシリテーションもお任せしているけど、もっとこうしたらいいんじゃないかな?が増えてきた。スプリントゴールを達成できていないのにそれには触れず、やったこと共有で終わってしまうとか。コーチングとして指摘すべきかどうか悩ましい。出来れば自分たちで気づいて欲しい。

  • 言い方は注意した方がいい。「なんで〜しないの?(責め)」ではなくて「〜って知ってる?(連想)」とか「〜についても考えてみるのはどう?(提案)」とか。
  • そもそもなぜスプリントゴールの話をふりかえりでして欲しい?どうなって欲しいと思っている?
    • スプリントゴールが何度も達成できていないから。ツールのカイゼンも必要だけど、自分たちが何のためにタスクをこなしているのか、その目的・ゴールを理解しながら進めていきたい。
      • なんでスプリントゴールって大事なの?
        • スプリントゴールの積み重ねがプロジェクトゴールとなるから。
        • 内面的にも目的思考なところがあり「何のためにやってるんだっけ?」という発言も自分の中で多い。
    • スプリントゴールがチームにとって価値のないものになっていない?POとしてプロダクトバックログをしっかりリファイメントしてプロダクトをどう育てていきたいかメンバーに話をしている?スプリントゴールはそのための状態目標。
      • 今週はとりあえずスプリントゴールどうする?という話しかできていない…プロダクトのビジョンを語れていない…そんな中でスプリントゴールとはかくあるべきを説明していたのでまったく伝わっていなかったかも…
        • チームにPOが話をする時間が単純に足りていなさそう。伝える時間を確保するのもPOの仕事。
          • (1on1後)チームが中々気づいてくれなくてという悩みが実は自分がPOの役割を全う出来ていなかったからという理由に帰着。質問されてグサッとなりました。

POとコーチ的な役割を兼務しているからかもしれないが、PO以外のメンバーにもプロダクトのことを考えられるようになって欲しいので、POがあれもこれも説明してしまうのものどうかと思っている。自分たちで気づけるようになって欲しい。

  • どうも「〜して欲しい」が多いよう。
  • 指摘されると確かに多い…
    • ティーチングは進むべき方向を示す。コーチングはどっちにいく?と進む方向を問いかける。そのどちらでもなく、こっちに来い、自分のところに来いになっているよう。立ち位置はチームと一緒のはず。POも内部コーチも立ち位置は変わらない。もっとチームに寄り添おう。
      • 凄く腑に落ちた。チームの側ではなくまるでどこか向こう側に居るようだ。おそらく違和感は感じ取っていると思うけれどPOに指摘すべきところが出来ないチームになっているのも健全ではない。言いにくい関係になってしまっているかも。
        • 自分から弱みを見せないと相手も勇気を発揮できない。
        • フィードバックは自分からもらいに行かないともらえない。お互いの100%の信頼が大切。
        • 与えれば与えるほど相手もくれるもの。フィードバックも同じ。
        • 自分はこう受け取った、思ったよ、を相手に伝えることが第一歩。感情をもっと発露する。
          • (1on1後)身に沁みる話でした…フィードバックサイクルは自分の中のサイクルだけじゃなくて、自分と相手のフィードバックサイクルもあるんやなーと理解。腹を割った話ができる関係を作るには自ら腹を出していかんと!

次のアクション

  • ふりかえりをとにかく一緒に楽しむことに集中してみる。
  • 自分の弱みを見せる。コーチングのフィードバックをもらう。
  • (POとしてチームとの対話の時間を増やす。プロダクトのビジョンを示す。)

最後は完全にPOのアクションです…

おわりに

今回も週末の遅い時間でしたが1時間超をぶっ続けで話しました。 ブログにまとめ切れませんでしたが、師匠が取り組んでいる3時間スプリントの話などもお伺いでき、とても有意義な1on1でした。 1on1って問いに対して結構思考を深めることが多いので、終わると程よい頭の疲れとあと高揚感を覚えます。自分だけ? また次回に向けて無理しない程度に頑張ります。

オンラインワークショップを開催しました。

はじめに

こんにちは、kuroです。 もう1ヶ月近く経ってしまいましたが、ふりかえり弟子活の一環としてふりかえり手法を体験するオンラインワークショップを人生で初めて開催しました。

connpass.com

「Funを探す旅」とは 私のチームではスクラムによるアジャイルS/W開発を実践しています。 「Funを探す旅」は私のチームで開発した新しいふりかえり手法です。 みなさんにもこの新しいふりかえり手法を試していただきたく、今回のイベントを企画しました。

題材はチームで開発した新しいふりかえり手法です。 "オンライン"ワークショップというか知り合いではない誰か向けに何かワークショップを主催することが初めてなので、不安と期待からのスタートでした。

なぜ開催したか?

このオンライン体験会イベントは以下を目的としています。 「Funを探す旅」という新しいふりかえり手法を体験する。 ふりかえりにも色々な手法があることを知る。 既存のふりかえり手法だけでなく、自分たちでもふりかえり手法を作れることを知る。

ということがイベント自体の目的になりますが

という思いもありました。

開催するまでの流れとか

  • 5/15:弟子活1on1でオンラインイベントやりましょう!と決まる。
  • 5/29:2週間後、内容を決める打合せを実施。イベント日を決める。
  • 6/9:connpassでイベントを公開。
  • 6/15:オンラインイベント当日。

connpassのイベントページを作るというところに第一の壁があり、色々言い訳をして明日やる明日やるを続けていた思い出…。 書き始めてみれば、事前の打合せで骨子を固めていたのと、管理者メニューがとても使いやすかったのとで、スムーズに公開に漕ぎ着けました。 イベントで使うGoogle Jamboardに手書きできるといいなと思って、この機会にiPadも購入。

打合せの内容とか

ワークショップの内容を決める打合せでは、まず題材を決めてから、以下を話し合いました。

  • what(何をするワークショップか)
  • why(なぜこのワークショップに参加すべきか)
  • target(誰向けのワークショップか)
  • when(いつやるか)
  • how(当日の流れ、事前準備)

ワークショップデザインの大事なポイントとして以下を学びました。

  • 参加者に何を持って帰って欲しいか。
    • 参加者ファースト。ワークショップは参加者のための時間であることを忘れないように。参加して良かったと思ってもらえるにはどうしたら?を考える。
  • whyとwhatから考える。
    • 特にhowで迷ったら、どうしてやるんだっけ?何をするワークショップだったっけ?を問い直すことで軸がブレなくなる。
  • 参加者自身の学びを尊重し押し付けることがないようにする。
    • ついつい教えたがってしまうけれど、学びはそれぞれで気づくもの。こういう学びが得られましたよねという押し付けはNG。

チームを前提としたふりかえり手法であったため、初めて集まった参加者でも実施できるようなワークショップの形にしていけるのか?と不安はありましたが、びばさんの問いに答える形で設計を進めていくと、いつの間にかワークショップが出来上がっていました。スゴい。また話し合いの要所要所でファシリテーターとして気をつけることも教えていただきました。参加者がどう感じるか、感情を想像することが一番重要なのかなと今は理解しています。ワークショップデザインはまだまだ奥が深いです。探求したい領域がまた増えてしまいました。

当日の感じ

Google Jamboardを利用しました。 慣れていないこともあり、イベント説明用は◯◯ツール、ホワイトボード用は◯◯ツール、と切り替えるのではなく、最初の説明から最後までJamboardだけで実施しました。付箋を使えるオンラインツールは他にも色々とありますが、Google Jamboardはシンプルで操作性も良いためオススメです!矢印は買ったばかりのiPadで描きました!

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ワークショップ後のふりかえり

ワークショップ後にびばさんとふりかえり(+/Δ)を実施しました。 一部ですが以下ような感じです。

  • +(プラス)

    • ワークショップデザインで事前にアレコレしっかりと考えていたので、全体の進行としては上手くできた。
    • ファシリテーターとして気をつけるポイントがとても役立った。場慣れしている参加者のおかげが多分にあったけど、自由な意見を言ってもらえることができた。
  • Δ(デルタ)

    • 最初の自己紹介(チェックイン)が結構大事。参加者の属性を確認し合うことでその後の進めやすさが大分変わってくる。自己紹介は何をどれくらいの時間で話してもうか提示すると良き。
    • 参加者同士で自由に意見交換する時間の間の作り方が難しい…話題を振ってみるとか共感してみるとか問いかけるとか、参加者の状況をよく観察しながら支援することも必要。
    • 付箋に書き出した内容以上に話すことが多いので、適宜拾って可視化していくのも大事。可視化することで重ねるように次の意見も出しやすくなる。

結論、練習がまだまだ足らんなーと感じました。これからも精進します。

おわりに

日曜日の夜遅い時間に開催となりましたが、わざわざ時間を作って参加してくれた参加者の方々、ワークショップデザインと当日のメンターをしてくれたびばさんに感謝感謝です。とても楽しい時間となりました!ありがとうございました!

2020年4月頃のふりかえり

はじめに

こんにちは、kuroです。 なんかふりかえりのことばかり書いているなーと思いましたが、Diaryってそもそもふりかえりですよね。 過去あった出来事を記録してそのときの感情を思い起こしてみるとか、明日何やろうかなーと考えてみたりとか。 KPTとか手法を使わないとふりかえりじゃないという誤解もあるかもしれませんが、実は普段から自然とふりかえりってしてます。 そこに経験学習サイクルが良い感じに回るよう少しだけ意識付けするだけで質の良い内省ができ成長が加速していくんだろうなーと思います。

2020年4月頃のふりかえり

前回のアクション

kurogi-s.hatenablog.com

前回の1on1で次のアクションとして以下を決めていました。

  • リモートふりかえりを次回のスプリントレトロスペクティブで実施する。対面とのギャップを分析して、ブログにアウトプットする。
  • スクラムチームがどうしてふりかえりフレームワークを開発するに至ったのか深掘りして、ブログにアウトプットする。

まずはこちらの結果から。

リモートふりかえりをやってみた

愚直にやってみました。 初回は"チャットOnlyの場合"に記載のとおり。チャットツール上でKPTをスレッド毎に出してやってみました。 特に気をつけたのはあらかじめメンバー間の期待値を揃えておくことです。上手くいかなくても大丈夫だよ、ということを最初に強調しました。 KPTの後でプラス/デルタでふりかえりのふりかえりも実施。

プラス

  • 思っていたよりも意外とふりかえりできる。
  • 書き出したコメントにアイコンで反応付けられるの楽しい。
  • 会話した内容がテキストデータとしてそのまま残るので読み返すことができる。

デルタ

  • 全体を俯瞰して見るのが難しい。
  • 時間はやっぱりかかる。
  • コメントに対するレスポンスを待つ時間にやきもき 。

どちらかというとポジティブな反応だったので試してみて正解でした。 デルタで出てきた課題は、カンバンボード(Gitlabのissueボード)も活用して俯瞰できるようにする、音声(Skype)も活用する、等のカイゼンを実施して更に成長中です!

ググってみるとリモートふりかえりの実践記事や勉強会が増えてきてますね。

cacoo.com

esminc.doorkeeper.jp

note.com

note.com

この状況下でも工夫しながら何とかやっていこうととする姿勢は素晴らしいですね。 自分のチームももっと精進せねば!

ふりかえり手法(Fun Journey)の開発について深掘り

自分のチームではKPTやYWTやFun/Done/Learnやタイムラインや熱気球等々、様々なふりかえり手法を試していますが 世の中に存在するふりかえり手法では飽き足らず、自らふりかえり手法を開発するまでに至っています。純粋にスゴイ。 前回の1on1では、"どうして開発することが出来たのか?その理由を深掘りすると更にチームを成長させるきっかけが得られるかもしれない。" と助言をいただき、チームのみんなで考えてみたところ、概ね以下のような要因と分析できました。

  • タイムラインを通して、感情の変化と生産性の関連性に気づく。
  • Fun/Done/Learnを通して、開発にはFunがあっていいんだ、むしろFunがモチベーションの源泉なんだ、人それぞれFunのポイントが違うんだ、という理解が進む。
  • 色々なふりかえり手法を通して、ふりかえりって目的に応じてやり方を変えることで効果が全然変わってくるんだ、という知識を得る。
  • 隣のスクラムチームから、これまた自作の"タイムライン+YWMT(YWTにM:もやっとしたことを追加)"という手法を紹介してもらい、自作もありなんだと気づく。
  • 久々にFun/Done/Learnをやってみて、Funに付箋紙が全然貼られていない。。今チームにはFunが欠乏しているとの危機感。どうやったらFunが増えるだろうか?
  • どうやったらFunが増えるのか分析するためのふりかえりをすればいいんじゃない?世の中には見当たらない。。じゃあ自作しよう!

例えばチームファシリテーターである自分が、何か良いふりかえり手法を開発してよと依頼しても出てこなかったろうなーと思います。 経験による学びと内発的動機付けによって、ふりかえり手法(Fun Journey)が生まれたんだなあと理解することができました。 こうして考えると、スクラムチームをもう一段成長させるには?の答えは割とシンプルで、学びの機会を増やすこと内発的動機付けを促すような気づきを普段のふりかえりで得る、というところかなーと。つまり勝手に悩んでいましたが、今までどおりやればまだまだ成長していけるということですね。

小まとめ

いずれのアクションにもふりかえり弟子活で学んだことを活かすことができました! 自分もチームもまた少し成長できたように思います。 あと、良いか悪いか議論の余地はありますが、ふりかえり弟子活の内容自体もチームに共有していますので、 試しにやってみようと言う時も、単に思いつきではなく弟子活で勉強してきたと言うと説得力が増すところが助かっていますw

最近やったことなど

続いて、最近やったことをFun/Done/Learn*1でふりかえります。

ストレングス・ファインダーをやってみた (FunかつDoneかつLearn)

やりたいなーと思っていたストレングス・ファインダー*2をGW中に実施。

Top5は以下のとおり。

  • 学習欲
  • 収集心
  • 達成欲
  • 自己確信
  • 内省

あまり意外さはなく、自覚ありという結果でした。 戦略的思考力に偏ってます。人間関係構築力から一つも上がってないのが何とも。。。 Top5以外も確認したいところですが、課金を躊躇い中。お財布と相談。 強みだけでなく、弱みの特性も知っておくことで、自分の思考の傾向を理解できあえて違う角度からふりかえりをすることで普段気づけないことにも気づくことも出来ます。

チームファシリテーターに必要な特性ってどれになるんだろうなーと思いを巡らせる一方で、例え必要な特性が弱みになっていたとしても、強みを生かした道を探るのが面白いよなーと内省しています。

ふりかえりカードの体験会に参加してみた (FunかつLearn)

viva師匠とAkiさんが開発中の"ふりかえりカード"の体験会に参加しました。 Google Jamboardの存在もこの体験会で初めて知りました。便利。

カードの詳細は発売されるまで多くを語ることができませんが、ふりかえりをより楽しくまた自身で追求できるように後押しするためのツールとなること間違いないです!

「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」発刊イベントに参加してみた (FunかつLearn)

book.impress.co.jp

「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」が発売されて、直ぐに読みこの本なら偉い方々にもアジャイルを浸透させることができるかもと思い立ち、早速マネージャーに貸し出ししています。今更アジャイルの入門書?とも少し疑問に思っていましたが、ビジネス的な背景や必要性がわかりやすくまとめてあり、本書の売り文句どおり、非エンジニアにもわかるように構成されていることが素晴らしかったです。なにぶんレイトマジョリティなので、、大助かりです。

発刊イベントでは著者3名からこの本に込めた熱い思いをそれぞれ語っていましたが、特に市谷さんのインセプションデッキを用いた説明が印象的でした。エレベーターピッチとやらないことリストの重要性が改めて感じました。

早速ふりかえりamとコラボするようで!今から楽しみです!

retrospective.connpass.com

リモート飲み会やってみた (Fun)

チームのメンバーとZoomでリモート飲み会を実施! バーチャル背景とか定番ネタで盛り上がりました。 新しいもの好きが多いので、こういうい息抜きがあると良いですね。 飲み会のためだけにZoomにドル払いで課金しましたw

社内のアジャイル開発検討WGメンバーに推薦された (Done)

まだまだ1年ちょっとの駆け出しですが、社内外の活動が認知されてアジャイル開発の検討WGメンバーに推薦されました。感謝感謝。 これでかなり動きやすくなりそうな予感。自社は本当にアジャイル開発これからという会社なので、どんどん引っ張っていきたいなと思います。

悩み事など

1on1に向けて相談事などを整理中。

  • ファシリテーターに必要な特性って何だろう?
  • ふりかえり弟子活にもFunを増やしていくにはどうしたらいいでしょう?
  • オンラインイベントの主催ってどんな感じですか?

1on1のまとめ

(5/24追記)

上記のふりかえり内容を踏まえた弟子活1on1の内容を備忘録的にあるいは内省としてまとめます。 大事なところを抜粋して良い感じにまとめようとしましたが、どれも大事だったので結局全部書いてしまいました。 (追記)は1on1の後に考えたことなど。

  • リモートふりかえりで何か上手くいかなかったことはあった?
    • 実はリモートふりかえりで慣れ親しんだKPTの次に少し手の込んだふりかえり手法(4Ls)を試したところやり辛いなと感じた。
      • 唯一の失敗談なので何か心残りがあるのかも。
        • (追記)指摘されてハッとしました。どうして気になっているんだろう。なぜ最初にブログに書かなかったんだろう。虚栄心?良いところだけよく覚えているというポジティブ思考?考えてみましたが答えはすんなり出せず様子見。
  • 今のままでいいという分析は大事。
  • チームの理想の姿は何かある?
    • それぞれのメンバーが次のリーダーになってスクラムチームを拡大していって欲しい。組織の目的として。だけどメンバーの思いはわからない。
    • こちらの理想とメンバー理想のギャップは埋めるべきもの?ただ単にギャップとして認識すればよい?組織の目的と個人の意思の板挟み。もやもや。
      • もやもやは裏事情も含めて素直にメンバーに伝えよう。双方から歩みよることで次の道が見えてくる、はず。
      • 期待マネージメントにはドラッカー風エクササイズが使えるかも!期待のすり合わせはいらない。知ることが大事。
  • スクラムチームを更に成長させていくためには??
    • The Great ScrumMaster: #ScrumMasterWayという書籍がある。*3
    • コンフォートゾーンを抜け出す必要がある。
    • タックマンモデルをベースに。
      • 統一期:自分たちこれでいいよねっていう思い込みが生まれる。
      • 機能期:自己組織化できている状態。自分たちって本当にこれでいいんだっけ?と見つめ直す。機能期に到達できないと、自分たちで思っているパフォーマンスまでしか出せない。
        • (追記)逆に考えれば自分たちが思っている以上にチームは成長できる!
    • スクラムマスターは、組織そして社会を変えることができる。プロダクトは組織のため、組織は社会のためにある。即ち、プロダクトを良くする活動は組織を良くする活動につながり、組織を良くする活動は社会を良くする活動につながる。組織そして社会を良くする道を探すことがスクラムマスターの役割。 スクラムマスターは競合しない。 なぜなら共に社会を良くしていく仲間だから。
    • チームのスクラムマスターから外に出てアジャイルコーチに転身するにはパラダイムシフトが必要。まずは社内コーチから。
      • (追記)チーム→組織→社会の同心円をイメージ出来ました。チームの中にスクラムマスターが居る状態だとチームを客観視することが出来ないので、外側に越境していくんですね。コミュニティの繋がりというものも何となくわかってきた気がします。
  • どうやったら機能期に到達できるか?
    • 過保護なお母さんじゃだめ(By原田さん)
    • カオスを投げ込む。外部から石を投げ込んで波紋を起こす。変化に弱いままでは機能期に到達できない。あえて変化を起こして回復力を鍛える。
      • 例えばスクラムマスターやプロダクトオーナーが1週間いなくなってみる(!?)。
      • あえてチームを壊しにいく。そのときにスクラムチームがどう対処できるか?を見守る。
        • 本当に進捗がなかったら組織から何をしているだと叱られそう。。チームの成長のためだと組織にも働きかけが必要そう。
        • コンフォートゾーンをどう抜け出すかもやもやしていたけど、ちょっと光が見えて楽しくなってきた!
          • (追記)カイゼンジャーニーでも度々トラブルや衝突がありますが、正にこのカオスを投げ込むじゃないでしょうか。普通のマインドセットではチームもプロジェクトも、トラブルなく計画どおり順調に進むことが価値とされますが、その真逆を試みるというのは中々できることじゃないです。失敗を受け入れられるがどうか、も試されます。将来起こり得る真のトラブルに備え、日頃から小さなトラブルで鍛えておく、と考える(説明する)と受け入れやすいかもしれないですね。
  • ストレングス・ファインダーの"自己確信"は、他者に対して説明が不足しがちになるという傾向も持っている。
    • メンバーや組織に対しては自分の考えをしっかり説明することを意識がけよう。
    • 特性は変えるのではなく上手く付き合うのが肝要。むしろ自分の特性はメンバーと共有しちゃうのが良い。
      • (追記)自己開示の手段の一つとしてもストレングス・ファインダーは使えますね。

次のアクション

(5/24追記)

1on1を踏まえて以下のアクションとしました。期限は1ヶ月くらい。

  • スクラムチームのメンバーと理想的なチームの姿について話をする。自分のもやもやを伝える。お互いの期待を知る。
  • タックマンモデルについてスクラムチームと勉強会をする。
  • オンラインイベントを企画する。

もっとファシリテーションの場数を踏みたいなーと思っていたことと、最近オンラインイベントにも興味が湧いてきたということで、ワークショップ的な何かのオンラインイベントの開催を画策することに。 ふりかえり関連の何かが出来ればと思っています。

おわりに

(5/24追記)

話せば話すほど見透かされている心持ちになりました。。これが1on1か。 そうそう、そういう話がしたかったんだという方向へ問いによって導かれている感じです。 ファシリテーターあるいはスクラムマスターとして重要な視点だったり、その視点に対する問いかけ自体も、 今度は自分自身が1on1してあげるときのために学んでいきたいなーと思います。

日報のすヽめ

日報は良い

週報よりも日報が好きです。 週報が悪いというわけではないですが、古新聞になりがち、各自の活動をまとめる作業のコストがかかる、それでいて課題をエスカレーションしても何も対策されない、など良い思い出がありません。 組織運営上、週報が必要な場合もありますし週の活動を報告書にまとめるスキルも重要ではあるのですが、報告書があることに満足してしまう気がします。 私は実益の面では日報の方が断然良いと思います。

実際に1ヶ月ほど前から実施してみた所感など、日報の良さを自分なりにまとめてみたのでブログに残しておきます。

日報が断然良い理由

実施してみて特に感じた日報の良い点を4つ挙げてみました。

思い出しやすくなる

週報を書く際、週の終わりに1週間何をしたのかを思い出すのは結構大変です。ふりかえりでもチームでTimelineをすると「あーそんなこともあったね」と互いに補強し合わなければ思い出せないことがしばしばです。人間は忘れる動物ですので、日々の活動を記録しておくことはそれだけで意味があると思います。日記と同じですね。一度書き起こすことで記憶が強化されて、思い出すことも容易になっていきます。

忘れられる

忘れていいのです。頭のメモリを解放するために日報を書いたのだからどんどん忘れましょう。忘れた分だけ、新しいことにチャレンジでき、新しい知識を吸収することができます。忘れる、そして思い出しやすくすることで、知識の引き出しがどんどん増えていきます。

成長サイクルが加速する

1週間のサイクルでチャレンジ→カイゼンすると、年間52回の機会になりますが、毎日実施すれば年間365回の機会になります!スゴイ、7倍だ7倍!とは単純には行かないですが、日々ふりかえりを実施することで成長サイクルを加速することができます。可能であれば自分以外の誰かからフィードバックを得るのが良いと思います。

情報共有の速度・密度があがる

個人だけでなくてチームで日報を実施すると、情報共有の速度が格段にあがります。今実施しているタスクの状況共有だけでなく、気づいたこと・学んだことも共有すると、個人の学びをチームの学びに拡張することができ、チームの成長速度が格段にあがります。課題も場がないと中々言い出せないですが、日報のチャンネルで共有すると直ぐに他のメンバーから解決策をもらえることがあります。悩むよりも直ぐに相談すべし。

日報の共有で共通の話題が増えてくると、チーム内のコミュニケーションも活発になります。組織では隣の人が何をしているかわからない状態も多々ありますが、どんな仕事をしているか見えるようになるので、相談・共有がしやすくなります。また、オフラインでは数人で雑談するような話題も、オンラインで雑談すればチーム全体で共有でき、単なるタスクの報告だけでなくコミュニケーションの密度があがっていきます。

デメリットはないか?

特に思いつかないですが…10分程度とはいえ日報を書く時間は確保する必要があります。 仕事の終わりにその時間を用意することを忘れないようにしましょう。 また、一人で続けるのはやはり結構しんどいです。なるべく仲間を作って楽しく無理なく続ける仕組みを作った方が良さそうです。

どんな手法でやると良いか?

YWTが良いと思います。やったこと(タスクの状況共有)、わかったこと(学び・課題の共有)、次にやること(チャレンジの共有)によって、漏れなく必要なコミュニケーションが取れると感じました。KPTだとちょっと問題探しになってしまって、毎日続けるのはちょっとツライかなと思います。また、やったことについては、重要・緊急マトリクス*1のどの領域のタスクだったのかをふりかえるようにしています。第4領域のタスクがないか?第3領域ばかりに時間を使っていないか?時間の使い方を見直すきっかけに最適です。

おわりに

社内で一人で初めて一ヶ月で、何とか数名×2チームまで活動を拡げることができました。 片方のチームではYWTを更に進化させたYWFTに挑戦しようとしています。

今のところ楽しく続けられていますので、今後も何か発見があればブログで共有したいと思います。

*1:7つの習慣における第3の習慣「重要事項を優先する」による。http://www.franklinplanner.co.jp/learning/selfstudy/ss-17.html

チームファシリテーター的な近頃の取り組み

はじめに

これまでプロジェクトマネージメントや設計が主たる役割でしたが、スクラム開発を約1年続けた結果、ここ最近チームファシリテーター的な役割に軸足を置くようになってきました。 S/W開発はプロセスやツールを横から持って来れば成功するものではなく、良いチームをどう作り上げていくかが重要だということを身に染みて感じるこの頃です。

早速ですが、ここ3ヶ月ほどの取り組みについてYWTでふりかえりを行いたいと思います。

やったこと

スクラムPJ

1年近く毎週ふりかえりを実施してきたので、練度の高いチームになってきました。

  • ふりかえりファシリテーションスクラムマスター専任制から輪番制へ
    • どういうときにどんなふりかえりをしたら良いかメンバー自身で考えるようになった。
    • メンバーからsix-hatsをやろうとの提案。
    • 新しいふりかえりフレームワークをメンバーが開発。(Fun Journey)

ウォーターフォールPJ

いにしえの開発方式を続けているPJにも同時に参画しています。 そちらにもスクラム開発の成果を展開するような活動を始めました。

  • スクラムチームを超えてウォーターフォールPJのチームにもふりかえりを宣伝しました。
    • 反省するふりかえりから学び・関係性をカイゼンするふりかえりへの拡張
    • ふりかえりワークショップの開催とファシリテーション (12名、2グループ)の実施。
      • DPA
      • タイムライン
      • YWT
      • よかったプロダクト ※プロダクトに特化して開発のよかったところを褒め合う
      • 感謝
      • +/Δ
  • 次のプロジェクトのプロジェクト憲章にふりかえりの記載を追加することになりました。

組織

  • 週報文化しかありませんでしたが、YWT日報チャンネルを導入しました。
  • 社内のアジャイル研究会にびばさん講座依頼を打診。

わかったこと

  • ふりかえりを実施してみるととにかく評判が良い。みんな楽しいふりかえりが大好きでした。
  • KPT以外の手法をやってみると、新鮮/もっと他の手法もやりたいという声が多いです。
  • 特に称え合うアクティビティや感謝のアクティビティは、中々機会がないとできないので、もっとこういう機会を作っていきたいという雰囲気に。
  • スクラムチームではFun/Done/Learnのふりかえり結果を通して、どういうチームに次はしていきたいか?を語れるようになりました。
  • 日報チャンネルを始めたことで情報の共有と雑談が増えました。誰かが困っていることを他の誰かが直ぐに手助けするようなシーンや、誰かの気づきを直ぐに共有できて役に立つようなことが起き始めました。個人も組織も前に進んでいっている感が出てきてます。

次にやること

  • 大規模プロジェクトのふりかえり
    • タイミング毎にどんなアジェンダでやるかを検討中。ふりかえりの型について勉強しています。
  • リモートでのふりかえり
    • コロナ対応で強制的にリモート業務に。リモートのふりかえりどうやる??
    • 環境準備が難しい。。社外サービスは使えない制約。チャットツールとSkype、ファイル共有で実施するアイデアと練習が必要そう。

リモートのふりかえりはびばさんのこの記事などが参考になりそう。 qiita.com

弟子活1on1のメモ(4/12追記)

弟子活の1on1をZoomでやりました。 早速1on1のふりかえりのためにメモを書いていきます。

話をしたかったテーマは以下のとおり。

  • 最近の活動内容についてどうでしょう?[今回実施]
  • リモートでのふりかえりってどうやるの?[今回実施]
  • 大規模プロジェクトのふりかえりってどうやるの?
  • 練度が高まってきたスクラムチームをもう一段成長させるには?

ふりかえりについてどうか?

最近の取り組みを説明して、コメントをいただきました。

  • ふりかえりの内容は問題ない。自分の中で納得できている。
    • ひとまずやり方はこのままで継続することを頑張ろう。
  • 新しいフレームワークを開発したことは驚き。そこまで到達することは珍しい。何故できたのか?深掘りすると良い。
    • 確かにファシリテーションしている自分が期待する以上の成果をメンバーが出してきて嬉しかった。自己組織化に繋がる動機付けが出来ていたのかも。メンバーにヒアリングしてみよう。

リモートふりかえりどうやる?

手元にあるツールはチャットツールとskypeと共有ファイルサーバのみ。 その中で出来る手段は何があるか?他チームの事例等を参考にしたいと思い、1on1というよりティーチングのような形で教えて頂きました。 まずはチームで試してみたいと思います。いずれも人数は少ないことが前提となります(〜6,7人程度)

チャットOnlyの場合

  • 学んだこと
    • 例えばKPT
    • スレッド等でKeep出していく。
    • 読む時間、反応するための時間を確保する。(いいね!やリプライ等々)
    • 反応が多いものについてリプライ等で深掘りする。
    • Problemもスレッド等で同様に。獲得投票数が多いものを抽出する。
    • Try。Problemの獲得投票数が多いものについて具体的なアクションをチャットで検討していく。
    • 多言語メンバーによるふりかえり等、音声でコミュニケーションし辛い場合にも効果がある。
  • 考えたこと
    • 付箋の手書きによる味みたいなものが表現できないのはやっぱり寂しい。
    • チャットの方が場合によっては量は出るかもしれない。
    • 説明しながら付箋を出すスタイルも使えないので、あまり誤解を与えない文章にすることを気をつけた方がいいかも。
    • もしくは曖昧なままにして深掘りを膨らませることをしても面白いときがあるかもしれない。ケースバイケース。
    • 付箋を貼る位置って実は結構意味があったりするので、チャットの文字列に情報が乗せられないのはどうカバーできるか課題。

音声Onlyの場合

  • 学んだこと
    • 対話形式でやってみる。問いかけ→返答。ふりかえりamでKANEさんとやっているスタイル。
    • Keepは何かありますか?他には何かありますか?
    • 話をした内容を画面共有できるともっとやりやすい。
  • 考えたこと
    • 時間がとにかくかかりそう。2〜3人が自分が今できそうな限界に思う。
    • 普段は自分が話をしているときや、誰かが話をしているとき、他のメンバーの反応を見ながら進行できるけれど、Skypeだとそれが難しい。
    • 誰かの返答に対して何かコメントありますか?と問いかける必要もあるけど、間が空く分、慣れないメンバーだと発言しにくい。
    • チャットだけよりも声がある分、声のトーンでノンバーバルなメッセージは伝わりやすいかも。

チャット+音声の場合

  • 学んだこと
    • チャットOnlyの方法で実施しつつ、深掘りやTry決めのときに音声も活用する。
    • 一番ベーシックなスタイル。
  • 考えたこと
    • チャットで意見出しを効率化、音声でテキスト以外の内容補完、ノンバーバルなメッセージの伝達、などなど。今できる最良。
    • そういえば対面でのふりかえりでは付箋に書き出した内容よりも細かい内容を口頭で説明することも多い。
    • 中々その場で更に付箋に書き出すことが出来ていなかったけれど、チャットならささっと追記していけそう。
    • 良い意味で、誰かが話をしているときはちゃんと聞いていないと感が薄れて、同時並列なふりかえりにすることができるかも?

実施にあたっての追加ポイント

  • あらかじめメンバー間の期待値を揃えておくことが大事。
  • 対面でやる場合よりも密度が低い、効率が悪い、上手くできないことの方が多いので、ここはもう割り切る。
  • ふりかえりのふりかえりで、対面とのギャップを分析してカイゼンしていくのが吉。
  • チャットだと白板に書き出して俯瞰的に可視化することができないので、ファシリテーターが代表で可視化するのもあり。
  • 顔の視覚情報は話をしている人しか映せないツールのような場合はあまり意味がないので、全員が映るツールをなるべく利用。か、映さない。
  • 世の中のツールとしてはmiroが使いやすいので提案してみるのもあり。

miro.com

どんなチームにもピッタリな方法はないので何がはまるか、色々模索してみるのが楽しそうです。 ふりかえり、という観点で考えましたが、広くリモートワーク全般に当てはまる内容だなと思います。 リモートワークにおけるコミュニケーションをふりかえりの場で練習すると捉えるのが良いですね。

1on1って?

チームファシリテーター的な役割として今後自分に必要となるであろうスキルセットの1つとして。 また弟子活の弟子としてどのような姿勢で師事したら良いのか?という疑問に対する答えとして。 1on1の中で1on1を教えて頂きました。

  • 学んだこと

    • 1on1は1on1される側の時間。評価の時間ではない。利害関係がない関係でやると良い。
    • コルブの経験学習サイクルを回すことが狙い。知識を内省する手伝いをして、自己の成長のアクションを決めていく。 
    • 1on1する側はされる側を誘導する必要はない。何を話したいか、どうしたいか、はされる側がネタを考える。
    • コーチングが主だけども、状況によってはティーチングが必要なときもある。
    • 「〜した方が良い、すべき」のようなアイデア提示はしない。される側が自分自身で気づくように問いかけ、後押しする。
    • こうなって欲しいというわけではない。1on1する側の想像を超える、殻を破ることもある。
    • 経験学習サイクルを回すためにネクストアクションにつなげることが大事。
    • 1on1する側になったことを想像するとどうしてもアドバイスしがちになってしまいそう?
      • 答えを自分が持っているという考えを捨てることが肝要。1on1される側が答えを持っていると考えて、とにかく傾聴する。
  • 考えたこと

    • これまで授業や指導のようなティーチング形式は受けてきたけれども、1on1みたいなコーチングって経験がなかったかもしれない。
    • まず利害関係がない関係を作るというのが意識的にやらないと難しい。自組織の中だけだと立場が先に来てしまう。
    • そういう場として技術コミュニティがやっぱり適している。背景や課題を共有しつつ、互いに成長し合える関係を作ることができる。Give & Giveの精神。
    • あと、1on1って親と子の関係にまさに適用できるよう。親の想像を勝手に超えていくのが子供だけれど、親が子供の限界になっちゃいけないからなー。
    • 経験学習サイクルは今どのフェーズかな?を認識することで更に成長を加速していけそう。そのためにも言語化と読み直しが役に立つ。
    • 自分の引き出しにモノを詰めるのが好きな性格だけど、他人の引き出しをもっと引き出せるようにもなっていきたい。

次のアクション

近頃の取り組みのふりかえりと1on1を踏まえて、次のアクションを決めました。 期限は1ヶ月。一応、SMART*1にしているつもりです。

  • リモートふりかえりを次回のスプリントレトロスペクティブで実施する。対面とのギャップを分析して、ブログにアウトプットする。
  • スクラムチームがどうしてふりかえりフレームワークを開発するに至ったのか深掘りして、ブログにアウトプットする。
    • 結果として「スクラムチームをもう一段成長させるには?」の課題に対するアイデアが生まれることを期待。

おわりに

仕事と育児が忙しくてブログが"書けません"

結論:書ける。*2

ふりかえり道具セット

これは何?

何事も形から入るのが好きな性格です。

スクラムマスターのカンバン道具とかもありますが

scrummasudar.hatenablog.com

ふりかえりをする上で個人的に欠かせない道具をまとめたいと思います。 筆記用具の選定はこだわりがあるかもしれませんが、コスパ重視で100均(ダイソー)を活用しています。

道具セット

付箋

まず何よりもふりかえりした内容を書き込む付箋が必要です。 想像の3倍は消費している気がします。 ふりかえりに慣れるほど書き出す量が増えてきます。 ポストイットの強粘着付箋を使いたいところですが、 貼りっぱなしにする必要のないシーンでは100均付箋で貼り付けて写真を取って保存しておくスタイルが確立されてきました。 サイズは75×50mmが大きくもなく小さくもなく丁度良いです。 200枚入りで3色(ピンク・青・黄色)があります。 スプリントレビューのふりかえりで40〜50枚は使うので、大量買い必須です。。。

サインペン

付箋の次は書き込むサインペンです。 カラフルな色を使うと楽しい雰囲気を演出できるかもしれませんが、 付箋自体も色付きなので視認性を優先して黒色一筋です。 線が細いと視認性が悪く、壁に貼り付けたときに皆んなで共有しづらくなります。 線が太いと書き込める量が少なくなります。 サインペン程度の適度な太さが無難でしょう。 ふりかえりの規模によりますが人数分必要ですので結構備えておいた方がよいです。 100均なら5本で100円でした。

ドットシール

ふりかえりのカイゼンアクションを決める際にドット投票をよく実施します。 そのとき必要になるのがドットシールです。 ドット投票をする前は、話し合いでアクション決めをしていましたが 声の大きいメンバーの意見に引きずられる傾向にありました。 ドット投票なら一目瞭然ですし、チーム全体で決めた感が出てきて楽しくなります。 100均で大量に用意できるため是非道具セットに入れておきましょう!

ホワイトボードマーカー

大抵ホワイトボードにふりかえりのフォーマットをまず書いてから付箋を貼り付けると思います。 または付箋を貼り付けた後にコメントを書き添えるシーンがあります。 そこで必要になるのがホワイトボードマーカーです。 ホワイトボードに備え付けられているのだから自分で持たなくても良いのでは?という意見もありますが 何故かインクが切れているケースが多々あるので、慣れ親しんだ自分の道具を用意しておくようにしています。 蛇足ですが、ホワイトボードに付箋を直接貼ると剥がしても糊が残ってインク後が消せなくなることがあります。 場所によっては付箋の直接貼り付け自体を禁止しているところもあるので注意しましょう。

道具入れ

上記の道具類をバラバラと保管しておくと紛失したり持ち出しに不便だったので 道具入れを最近用意しました。 学校の道具入れのような箱型のしっかりしたものがオススメですが、100均で手に入るファイルケースで十分かなと思います。 自分のチーム向けに一式用意しました、今では他のチームも借りていくほどの人気っぷりです。もう一式あってもいいかも。

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ホワイトボードペーパー

ホワイトボードがない!けどふりかえりをしたい!というときに役立つのがホワイトボードペーパーです。 すぐに壁や机の上をホワイトボードに変えることができ、ふりかえり後に持ち出して移動することもできる優れものです。 閉まっておいて必要なときに持ち出して活用しています。

おわり

ふりかえり道具セットをまとめてみました。

他にもこんな道具があるよという情報があれば是非教えてください。

ふりかえり弟子活に弟子入りしました

弟子入り?

ご無沙汰しておりました。 ブログに書くのが大分遅くなりましたが、びばさんのふりかえり弟子活に今年から弟子入りすることになりました。

日本で最もふりかえりに精通している方に師事していただけるとか超貴重ですね。

経緯はこのあたり。

こんなリプライからあれよあれよと話が進み、Zoomで面談の後に弟子入りしました。 ちなみに弟子入り前は直接お会いすらしておらず、、SNS凄い。

弟子って何するの?

自由です。 教育計画があって順に学んでいくような形ではなく、学びたいことや相談したいことをお伝えして支援してもらうコーチング形式です。 DMやZoomで悩み事を相談したり、1on1をしたり、実際にチームに支援に来て頂いたり、などなど。 内容・状況に応じてコーチングしていただける神対応です。

ですので、弟子側の積極的なアプローチが大切なのですが、、今のところは仕事と家庭を言い訳に中々話す機会を作れず。。 年度変わりでブログと一緒にまた再発進していきたいと思います。

弟子活でしたいこと

最初の面談時に話し合った内容はこんな感じです。 私はふりかえりのまったくの初心者ではなく、ソフトウェア屋なので、読み返してみるとちょっと平凡かもしれません。

目的

1年間スクラム開発を実践してみて、自分のスクラムチームはふりかえりにも慣れて成長してきたように感じるけれど アジャイルが浸透していない他チームや組織としてまだまだふりかえりの文化が出来ていない。 自分がふりかえりをもっと学ぶことで、社内にふりかえりの文化を広げていきたい。 学びの機会として、もっとファシリテーターとしての場数を踏みたい。

最初の一歩

  • 自分のスクラムチームの活動内容を見てもらいたい。
  • びばさんがコーチングされている他のチームではどんな感じでふりかえりをしているのかを知りたい。

ゴール

  • RSGT2021に参加して何かワークショップをしたい。
  • びばさんに社内で講演してもらう機会を作りたい。 (社外の影響力のある方の力を借りたい)

弟子活の動き方

  • お互い無理せず、家庭と仕事を優先に。
  • 平日の夜は事前に予定すれば何時でも可能。 (と言っていたけれどあまりに遅いとやはり家庭への影響が大きかった)
  • 月1~2くらいで定期的に話す機会を作りたい。 (出来ていないなー。。)

1月〜3月のふりかえり

既に今年も3ヶ月経ちましたので、これまでの弟子活のふりかえりを個人でYWTで実施しました。

Y:やってみたこと

  • アジャイル関連のワークショップでびばさんのファシリテーションを体験できた。
  • 初めて実施した"むきなおり"について相談できた。
  • チームの活動を1ケースだけ共有できた。
  • 個人ふりかえりのリモートワークショップに参加した。

W:わかったこと

  • ファシリテーションにも慣れというか型がありそう。見て学ぶのが良さそう。
  • ふりかえり読本とチームビルディング超実践ガイドに大事なことは大体書いている。
  • 社内情報を出さずに内容共有するの中々に難しい。
  • ふりかえりのリモートワークショップ自体が上手に失敗・練習する機会になっていてなるほどなーと思った。

T:次にやること

  • ふりかえり読本とチームビルディング超実践ガイドは何度も読もう。 hurikaeri.booth.pm

  • ブログを書くためにも先にブログ→内容共有して相談、にしよう。

  • 月1〜2回の定期的な場を作れるようにしよう。

以上です!