RSGT2025にスタッフとして参加してきた
RSGT2025にスタッフとして参加してきた。*1
RSGTへの参加は2021年からになるので、オンライン&オンサイト含めてこれで5回目になる。 これまでは業務を3日間も空けられなかったので、全日参加することが出来なかった。 昨年、アジャイルを主務とする部署に異動したこと、ボランティアスタッフに今回なったことで 3日間どころかDay0の事前準備を含めて4日間、RSGTにどっぷり浸かることができた。
ボランティアスタッフになった
ボランティアスタッフに応募したのは、XP祭りのスタッフを以前からやっていて楽しかった経験があることと、そこでの出会いが自分にとってとても価値あるものになっていたからだ。 XP祭りスタッフで知り合ったやすがひらさんとは今でもXP会読会を続けている。 やすがひらさんが以前からRSGTボランティアスタッフをやっていて、やっぱりとても楽しそうに見えたからというのも理由として大きい。 初のRSGTボランティアスタッフだったので不安もかなりあったけれども、実行委員の方々をはじめ、皆さん優しく向かい入れてくれたおかげで、とても心地よく過ごすことが出来た。本当に感謝でいっぱいだ。
スタッフとして何をしていたかというと、荷物運びだったり、会場設営だったり、受付だったり、部屋付きの担当だったり、会場案内だったり、諸々だ。初めてということで、少しの気負いと緊張があったけれど、やれそうなことはとにかく何でもやってみようのスタンスでやってみた。 もう少し余裕を持てるようになりたいというのが今後の課題。
特に何もできることが見当たらない時間もあって、特にDay2以降の朝は何もなく受付近くで参加者の方に挨拶だけしていた。 同じく今回初めてのスタッフだったKatsuyaさんが懇親会の場で、「新さんの朝の挨拶から元気を貰えたから、自分も挨拶を頑張りました」という話をしていたけれど、自分も 全く同じだった。参加者の方にも元気が届けられていたらと思う。 Day3の最終日は、逆に見送りの挨拶をしていた。参加者の皆さんが笑顔で時には手を振りながらエスカレーターを降りていっていたのがとても印象的だった。
OSTへの参加
Day3はスタッフもOSTに参加可能だったので、積極的に気になるテーマに参加していってディスカッションしてきた。 実はDay3の現地参加も初めてだったので、何ともいきいきとしたあの場の空気を体験出来たのは今回の成果の一つになった。 OSTの歌がもう頭から離れない…
まきのさんがテーマ出ししてくれた「スクラムで開発したプロダクトを引き継ぐコツ、注意点」では、受託のアジャイル開発を終えて、他社に運用フェーズ以降を引き継ぐケースについて議論した。 引き継ぎに必要なドキュメントをどうするか、一緒にワークすることで引き継ぎしてはどうか、現在の設計内容だけでなく過去の判断やコンテキストやプロダクトへの思いをどう引き継ぐか、という議論を経て、引き継ぎという言葉は適切ではなく、新しいフェーズの立ち上げを共同で実施することを表す別の言葉を考えた方がよい、という結論に至ったのはとても面白かった。
他には、くまごろーさんがテーマ出ししてくれた「心理的安全性って結局どういうこと?」に参加した。 昨今、自分の会社でも心理的安全性が特に重要視されているが、本来の意味を真に理解して実態として機能しているかというと怪しい。 このテーマには学生の方も参加してくれていたのだが、そのおかげで心理的安全性について会社だけでなく学校の視点でも議論することが出来た。総合学習とか変わってきてはいるけれど、規律を重視する学校のような組織において心理的安全性の重要度はまだあまり高くなく、一方で社会に出ると急に求められるようになるのはしんどい。
ダイバーシティやインクルージョン
ところで、RSGTは学生が参加しやすくするために学生向けの割安なチケットを提供している。 社会人になってから学生と接する機会はほぼ無かったので、アジャイルやスクラムという共通の話題を通して交流できることはとても貴重だと思う。 RSGT2025ではその他にも聴覚障がい者向けに手話通訳者と文字起こしの対応を行なっていた。海外からの参加者のために通訳の対応も実施している。 Day1のナイトセッションでは「みんなが参加しやすいコミュニティとは?を考える」も聴講していたのだけれども、ここではWomen in Agile という取り組みを通じて、コミュニティにおけるダイバーシティやインクルージョンのディスカッションがされていた。 自分自身としては、例えば性差等によらず個人それぞれを尊重して向き合うことに注意しているつもりだけど、気づいていないバリアがまだまだあることに気付かされたし、OSTの例のように、みんなが参加しやすくなることでより豊かになることも実感出来たので、ダイバーシティやインクルージョンに関する理解が体験としても少し進んだように思う。 こうした取り組みを続けているRSGTと実行委員の方々はすごい。
クロージングキーノート
本間さんのクロージングキーノートは熱かった。RSGTのOSTをご覧になられて、ワイガヤはここにあったとおっしゃってくれた。つまりはRSGTのOSTを通して今でもワイガヤを体感として学べているということであり、時を超えて引き継がれているということだ。また、プロダクトそのものではなくそのプロダクトが実現する世界を作る、夢を持って開発に取り組む、ということの大切さを学んだ。本間さんのワイガヤ本はKindle版をその場で即購入してしまった。 Amazon.co.jp: ホンダ流のワイガヤのすすめ 大ヒットはいつも偶然のひとことから生まれる : 本間日義: 本
ちなみに、全てのセッションを見たわけではないのだけれど、個人的なRSGT2025ベストセッションは原田夫妻による「保育士チームが実践している連続的・多面的な観察を共有するためのふりかえり」だ。現地で部屋付きスタッフをしながら聴講していたのだけども、Q&Aも含めて学びが多く、心が動かされた。自分の子供たちも保育園でお世話になった/なっているというのも大きいかもしれない。観察は楽しい。
色々な方との会話
漏れていたらごめんなさいなのだけれども、色々な方と再会やはじめましてのご挨拶をすることが出来た。 記憶力が乏しいので、未来の自分に向けたメモとしてもざっと書いておく。
RSGT2022以来の再会となるAki.mさん、今後一緒に神奈川を盛り上げていくお話しをさせて貰った正義さんとnambuさん、XP会読会に毎回参加してくれている加藤さん、新潟に行く約束をしたじゅんぺーさん、経験主義Tシャツをくれた長沢さん、品質関連で今後もお世話になる永田さん、CoEやメカアジャイルでつながるひのうえさんと清水さん、実は近くの業界におりお会いしたかった西内さん、後からだけどしっかり認識することができたMark Wardさん、自分のことを覚えてくれていたえわさん、PdM/POの講演が最高だった焼肉仲間のぼのたけさん、最近仕事でもお会いするびばさん。 自分が口下手なので大盛りあがりというわけではないけれど、毎年会いたい人が増えていることも嬉しい。
つよつよの方々は連日のように夜遅くまで飲み会に参加して、翌日(というか当日)もRSGTに参加しているから体力が化け物だ。 イベントが0次会で夜の飲み会から本番で1次会だ、ということを言っていた方もいた。 家庭もあるからつよつよの方々ほどには参加できないけれども、次回はもうちょっと楽しみたい。事前に家庭との相談が必要だ。
おわりに
全日参加できたことも大きいけれども、スタッフだからこそ、これまでで一番RSGTを楽しむことが出来た。 何日目だったか受付で座っていたときに、こばせさんから「kuroさんすごい笑顔ですね」と言われたのが記憶に残っている。 そんなに顔に出る方じゃないと思っているのだけれども。 スタッフ内のチャットやレシーバーでなされる会話はどれもこれもリスペクトに溢れていて、尊いなあとただただ感心していた。 スクラムの価値基準の中でもRespectは特に大事。スタッフに応募したことに関してはCourageを発揮できたかもしれない。
色々丁寧に教えてくださったスタッフの方々、どうもありがとうございました。 また、御茶ノ水ソラシティの方々にも感謝です。
次回は羽田。 今度は海外の方とももっと話が出来るようになっていたいなあ。
*1:今年から文体をである調に変えてみたところ、こっちの方が書き易いことがわかった