2020年8月頃のふりかえり
はじめに
こんにちは、kuroです。 今回もふりかえり弟子活1on1の内容をまとめていきます。 1on1のメモ取りが、物理ノートへ筆記⇨iPhoneメモ⇨HackMDと進化してきており、はてなブログを更新させるのもそうですが、1on1の内容を文書化された形でリアルタイム共有出来る点が非常に役立っています。
前回アクションのふりかえり
前回決めた次のアクションは
- ふりかえりをとにかく一緒に楽しむことに集中してみる。
- 自分の弱みを見せる。コーチングのフィードバックをもらう。
- (POとしてチームとの対話の時間を増やす。プロダクトのビジョンを示す。)
の3つでした。
ここしばらくふりかえりのファシリテータは自分以外のメンバーが輪番で実施していたのですが、久々に自分がファシリテータとなって、チームとしては初めてとなるMad/Sad/Glad、SailBoatや360度フィードバックなどを実施しました。SailBoatは絵の上に付箋を張り出していったのですが、絵があると想像力がかき立てられて楽しいというコメントを頂きました。確かに楽しい。360度フィードバックでは普段中々得られることがないコーチング観点のフィードバックを貰いました。
- チームの軌道修正や豊富な知識でチームを船頭してくれている
- 不明点をなくす、答えを示すのではなく導いてくれる感じ
なるべく自分が考える解を最初から提示せず、チームの力を信頼して一緒に考える姿勢を持って取り組んでいたので、しっかり届いていたなーとフィードバックを得られてよかったです。自分に対して「どうでしたか?」という風に随時フィードバックを求めるのは難しいし、何かちょっと違う気がしています。前回の1on1でびばさんから教えて頂きましたが、まずは自分がチームにフィードバックをすることを大事にして、フィードバックループを作っていきたいと考えています。
前回の1on1ではPOのもやもやについても相談していましたが、チームとの対話を増やすことを意識し、またPOのロールが難しいので自分も悩んでいることを説明しました。そうするとPOが1人でプロダクトバックログを考えなくてもいいんじゃない?との返しを頂いて、なるほどーメンバーの方がよっぽど適応的だなあと勉強になりました。
前回のふりかえりここまで。
最近のトピック
チームでむきなおりを実施。
2ヶ月ほどの活動を通して、評価軸に対する自己評価/課題/あるべき姿を話し合う"むきなおり"をチームで実施しました。 その中で、「ふりかえりのファシリテーションを実施していたけど自己評価は低い。もっと新しい手法を学んだり、その場その場で適切な手法を選択できるようになりたい」というコメントがありました。決してファシリテーションがイマイチだったわけではないのですが、チームのメンバーがふりかえりの価値を理解し、もっと良いものにしていきたいと思ってくれていることが分かって嬉しい気持ちになりました。
また面白かった議論として、カンバンのタスクがリアルタイムに反映出来ていない、という課題が上がったのに対して、大体モブで仕事しているんだからリアルタイム反映しなくても状況分かっているし別に良いんじゃないか、という話がありました。どちらが良いかは置いておくとして、昨日の当たり前を今日見直すことが出来るチームになってきているなと感じて、これも成長を感じるエピソードとなりました。
新人のトレーナーに(久々に)なった。1on1を始めた。
弟子活では1on1をされる側ですが、1on1する側になりました。 お互い何を話したらいいんだっけ?というスタートからですが、ここでの1on1で得た内容も活用しながら、後輩のふりかえりを支援していきたいなーと思っています。
XP祭りのビブリオバトルに参戦表明
枠も空いていたので、「うっ」と思いましたがこれこそチャンスか!と思い参戦しました。 スタッフとして、参加者として、XP祭りを楽しんでいきたいです。 どの本にするかはまだ悩み中です。推し本を選びます。
その他、社内でスクラムフェス大阪の視聴会やスクラムガイドのABDなどを実施したりなど。 アジャイルな活動を少しずつ浸透させる啓蒙活動を推進中です。
近頃の悩み事
今回相談した悩み事は、ふりかえりの組織への展開と、コミュニティ活動について。 以下、1on1の会話内容です。
ふりかえりの組織への展開
- スクラムチーム以外に、1か月~2か月ほどWF開発のチームと、所属課で定期的なふりかえりをしている。だけど、自分が見れる範囲しかふりかえりがあまり上手く回っていないし、自分が見れる範囲にしか広まらない。WF開発のチームは特にうまくいってなさそう。結果の共有はしてもらってるけど…次のタスクを洗い出すみたいなアクションがメインになってしまっている。
- イノベーターやアーリーアダプターに対する取り組みと、それ以降では全然違う。
- ただスクラム以外のWF開発で成功体験が生まれると、キャズムを超えるきっかけになりうる。その後は勝手に広まる可能性が高い。自分の場合は導入支援として8回はふりかえりを実施している。部レベルだと定着に1年以上かかることも。
- 困ってたら支援するんで呼んで。では中々呼んでくれない。上手くいっています?力になれるんで話してみます?みたいな問いかけの方が経験的には良い。
- "社外"のコンサルを活用するか。社内でも社外のアジャイルコーチであるかのように振る舞うのも手。
- 大きい会社ほど効果を求められる。それって意味あるの?を求める実績おじさんは「社内はこんなレベルでしょ」と思ってしまっている。
- 実績おじさんの部下、実績おじさんより上の人に気づいてもらう。自分の声からではなく周り声からだと動く。
- 地ならし、受け入れられる土壌が必要。
- 口コミ戦略。楽しい姿、背中を見せ続ける。のが良い感じ。
(後日ふりかえり)
まだまだ初めて1か月~2か月なので、上手くいっていないのはむしろ当然。少々焦り気味でした。しっかりと続けていれば勝手に広まるタイミングは訪れそうなので、ふりかえり楽しいぞ!を背中で語りながら、もう少し辛抱強く継続していきたいと考えています。
コミュニティ活動について
- コミュニティ活動、色々なところに顔を出しすぎて全部中途半端になってしまっている…
- コミュニティ活動を通じて何をしたいのか?
- 自分が楽しむ。また参加側でお世話になっているコミュニティに貢献したい。コミュニティの中でもっと議論したりと思うが時間が取れない。
- 現実問題、絞るしかない。しんどいくらいなら抜けちゃうのも手。
- 今の自分はこれに出たいというのに集中してみる。取捨選択。バックログと一緒。下にあるのは諦めちゃう。
- インプットからアウトプットする方にシフトしてみると、よりつながりも増えるし情報も集まることが分かった。
- やりたいことだけをやれればもっと楽しくできる。参加する意義は日々変わるはずなので、その時に舵を切ればよい。
- これからどうしたいのか、ふりかえってみる。
- 自分が楽しむ。また参加側でお世話になっているコミュニティに貢献したい。コミュニティの中でもっと議論したりと思うが時間が取れない。
- コミュニティ活動を通じて何をしたいのか?
(後日ふりかえり)
楽しむために参加したコミュニティにあまり貢献出来なくて逆にストレスになってしまっている現状に対して相談しました。"集中する"。これに尽きるかなと思います。時間は有限ですし、家族との時間も優先事項な中で、今何をしたいか今後どうなっていけるか、をふりかえりしたいと思います。
その他
全体を通した頂いたコメントです。
- 肩の力をもっと抜いて良いかも。手を広げすぎている?本当に注力したいものに注力して、絞ることも大事。
- ゆとりを生む活動も大事。ゆとりが無いと結局あれもこれもがないがしろになってしまう。
- 頑張らないを頑張る。チームにもたまには仕事から強制的に離してあげる時間を作っては。
思考がすぐに「あれもこれもすべき」になる傾向があるので、ここらで一旦立ち止まって見直した方が良いかなと自分でも感じました。もっと自分の中に余白の時間を作っていかなければ。
次のアクション
今回の1on1を通して次のアクションは以下に決めました!
- コミュニティ活動のふりかえり
- 頑張らないを頑張る
また次回。良いふりかえりライフを。