2020年 ふりかえり弟子活のふりかえり
はじめに
こんにちは、kuroです。
「ふりかえり Advent Calendar 2020」の12日目です。
この記事では、アドベントカレンダーの作成者でもあるびばさんと今年始めた「ふりかえり弟子活」についてふりかえりをした内容を紹介します。
ふりかえり弟子活?
経緯等はこちらの記事に。
ちなみに、びばさんの師匠がgaoryuさんで、びばさんの弟弟子がてぃーびーさん。系譜は続く。お二人とももっと交流していきたいです。
よろしくです
— てぃーびー (@tbpgr) 2020年4月3日
以下、図解
がおりゅうさん
┣(ファシリ)━びばさん
┃ ┗(ふりかえり)━ kuro さん
┗(ファシリ)━てぃーびー
Keep, Problem, Try
弟子活についてKPTを使ってふりかえりをしてみました。
Keep(続けていきたいこと)
- 1〜2ヶ月周期の1on1
- ブログへのアウトプット
- 次のアクションを決めること
- アクションのフォローアップ
定期的な1on1によって、良いサイクルが出来ていました。 ブログに書くことで宣言的に活動出来るのも良かったです。 自分自身の成長と自分の職場にふりかえり文化を作りたいというのが大きな目標でしたが、プライベートではXP祭りでビブリオバトルに参加したり、オンラインイベントを開催したり、社内ではデイリーのYWTチャンネルを始めたり、色々な場でふりかえりのファシリテーションをしたり、ふりかえり手法を広めたり、と色々取り組むことが出来たきっかけ・動機付けは弟子活だったなあと思います。
Problem(今後の課題)
- 登壇(CfPへの応募)はできんかった
- 外でファシリテーションする機会があまり作れなかった
- びばさんを社内に呼べなかった
諸事情で社内の講演にお呼び出来なかったのは心残りでした。来年は絶対企画してやります。 中の活動は大分進んだので、自分自身が外で活動する機会をもっと作っていきたい。
Try(次のチャレンジ)
- 講演の企画
- CfPへの応募
Problemを受けて、Tryはこの2つにしました! Keepも含めて師匠と相談!
悩みの変化
弟子活1on1で相談する悩みもこの1年間で変化がありました。 時系列順にざっくり書き出すと以下のとおりです。
- オンラインふりかえりってどうやってやるの?
- オンラインイベントってどうやってやるの?
- チームのふりかえりに対するもやもや
- 偉大なスクラムマスターとは
- コミュニティ活動との向き合い方
- ふりかえりの質をもっと高めるためには?
- 個人のふりかえりや自己成長
書き出して思い返してみることでわかったことですが、 前半がふりかえりやチームファシリテーションのHowに対する悩みであるのに対して、 後半はふりかえりやチームファシリテーションそのものをどう良くしていくか?良くなるサイクルを作るにはどうすべきか?に悩みが変わってきています。 個々のふりかえりをもっと良くするためには、ふりかえりの方法論以外にも視野を広げる必要があることに気づけたことは学びだったなと思います。
ふりかえり観の変化
弟子活を通して自分のふりかえり観がどう変化したのか?自身のツイートを辿ってみることで、ふりかえりしてみました。
まず昨年のツイートです。
- 2019年5月
1人タスクボードをやってみて、日毎のフローは前より改善された気がする。とはいえまだまだ残業続き。。1人振り返りもちゃんとやらんとなあ。頑張ろう。
— kuro (@kurogi_s) 2019年5月9日
- 2019年6月
今日は「ふりかえりのふりかえり」を開発チームと実践。我々は正しくふりかえり、学び、成長することができたか。アジャイルで一番大事なプラクティスを問われたらふりかえりをあげるだろ。
— kuro (@kurogi_s) 2019年6月18日
"頑張る"とか"正しい"という言葉と一緒に語っていたんだなーというのが驚きでした。 悪気はないんだろうけれども、頑張るふりかえりとか正しいふりかえりとか、強制されたらちょっと嫌かもしれない。
続いて、2020年のツイートを時系列順に。
- 2020年1月
あーしたから品質よくできたねーとか効率的だったねーとかいう話は結構ふりかえりできてる一方で、あの素晴らしい機能はあーしたから生まれたんだよねーみたいな共有が足らない気がする。
— kuro (@kurogi_s) 2020年1月29日
- 2020年4月
1日の大半を会議に費やしているのに会議の在り方についてふりかえりをしないのは勿体ない。会議後3分でいいからふりかえりの時間を作れば生産性変わってくるのでは。
— kuro (@kurogi_s) 2020年4月23日
品質、効率、生産性などの言葉と一緒に語ることが多かったかもしれません。 ふりかえりの効果・効能の焦点がプロダクトだけだったかもしれないなあと思いました。
さらに進んで
- 2020年6月
ふりかえりを広めてみて知ったけど、実はカイゼンよりも雑談というか本音を言い合える空気を作りたいという期待の方が大きい。みんなコミュニケーションの場作りに悩んでいる。たぶん普段の業務の中で感謝やリスペクトや共感を伝えることが出来てないんやろなーと想像。深掘りテーマかも。
— kuro (@kurogi_s) 2020年6月4日
- 2020年7月
「ふりかえりをして出来ればやった方がいいよねってレベルのTryを出してもMustなタスクを優先するから結局Try出来ない」という課題を共有してもらった。計画時点でバッファを確保しないとねと濁しつつ、切れ味の悪い斧でいつまで切り続けるか問題だなーと。ふりかえりあるあるの一つだと思う。
— kuro (@kurogi_s) 2020年7月14日
場の話が出てきました。 カイゼン自体よりもふりかえりという場を作ることでチームが会話するきっかけとすることに重きを置くようになってきました。 一方でTryについてはまだ課題を感じているよう。
さらに進むと
- 2020年7月
ふりかえりは楽しい。
— kuro (@kurogi_s) 2020年7月10日
だからこそふりかえりは楽しいと思っている。 https://t.co/LyWAm8cSsl
- 2020年10月
一周回ってふりかえりが反省会になっててもマンネリ化してても愚痴大会になっててもチームで言いたいこと言い合えているなら良いんじゃない?と思えるようになってきた。息苦しくないのが一番だよ。
— kuro (@kurogi_s) 2020年10月14日
- 2020年11月
チームビルディングの話だと言ってふりかえりの話ばかりしていたら、思っていたのと違ったチームの立ち上げの話を期待していたというフィードバック。え、ふりかえりってチームビルディングの一つですよね?と思いつつ、自分自身の変化にも気付かされた。
— kuro (@kurogi_s) 2020年11月7日
何か吹っ切れた様子。ふりかえりって楽しいチームビルディングの時間ですよね?
- 2020年12月。
今日はBlokusで楽しくふりかえりが出来て良かった(語彙力
— kuro (@kurogi_s) 2020年12月1日
やっぱり、ふりかえりは楽しい。
最近、なんでふりかえりするんですか?という質問をされたことがありました。 以前の自分なら「しっかりと反省して次の改善につなげて頑張るためだよ」とか言ってそうですが、最近は「好きで楽しいから」と答えることが多くなりました。「苦しんでまでやるもんじゃないよ、ふりかえりが苦しいならまずはどうして苦しいのかふりかえりしてみよっか?」 みたいなノリに変わってきたなーと思います。
おわりに
いかがでしょうか。 ツイートを読み返してみても、ふりかえりのことばかり考えていた1年でした。 来年もまたふりかえり観が変わっていくのか自分の変化に自分も興味があります。
皆さんも良いふりかえりライフを!