1on1ミーティングをしてみて分かったこと

はじめに

こんにちは、kuroです。

「1on1ミーティング Advent Calendar 2020」の20日目です。

adventar.org

この記事では、今年始めた1on1ミーティング(以下、1on1)についてふりかえった内容を紹介します。

なぜ1on1を始めたか?

1on1を初めて知ったのは何かの書籍だったと思いますが、本格的に学び始めたのはふりかえり弟子活で1on1をしてもらったことがきっかけでした。なぜ1on1を始めたのか?それは実際に1on1をしてもらってその価値に気づいたからに他なりません。 1on1をしてもらうことで、悩みを言語化出来たり、内省を支援して貰えたり、自分の知らない自分の一面に気付けたり、など様々な効果があることを学びました。そして、自分も1on1する側として何か出来ないか?と考えるようになりました。また1on1という機会を積極的に作ることで、メンティーと細やかなコミュニケーションを取ることや、対話のスキルを磨きたかったという想いがありました。

1on1を始めたころのツイートはこんな感じ。

ちなみに1on1については、主に1on1カードと使いこなしブック、1on1ラジオを参考に勉強しています。

booth.pm

anchor.fm

1on1してみて分かったこと

1on1する側になって分かったことは、1on1する側の学びも多いということです。 感想という形でメンティーから1on1のフィードバックを直接もらうときもあれば、1on1をする中で相手を通して自分のことを逆に良く知る機会になるなと感じました。

私の場合は週1回、同じ時間同じ場所で実施しているのですが、定期的な場があることで相談しやすい関係を作れたなと思います。 業務が忙しくなってくると雑談する時間が取れなかったり、相談する間がないときもしばしばあるものですが、この時間だけはしっかりと取って話をするというお互いの約束が信頼関係の構築に一役買っています。

また、主としてコーチングを意識がけてはいますが、時と場合によってはティーチングであったり、相談内容に対して直接支援することも必要だということを学びました。業務上も直接の指示関係がありますので、「あなたはどうしたい?どうする?」と問いかけることよりもまずは相談にしっかりと乗って対処してあげることから始め、信頼関係を積み上げいく、その先に自己成長のビジョンやそのためのアクションを一緒に考えてあげるようなスタンスが自分には合っているなと思いました。要はバランス。

チームの中の1on1

メンティーは自分のチームのメンバーでもあるのですが、チームにおける1on1の意義について考えたことを思いつきレベルですが共有します。

チームを活性化する活動はチームファシリテーションやチームビルディングとなりますが、個々のメンバーにフォーカスするのではなく、チーム全体にピントを合わせるようなアプローチと理解しています。当然、個々のメンバーの様子は考慮するものの、意識は全体にあって、メンバーそれぞれの深掘りは難しいです。

一方で、1on1は完全に個です。チーム全体を意識しながらメンバーの話を聞いていたらそれは傾聴にはならないと思います。 そのときだけは相対するメンバーに意識を集中する。では対話するにあたってチームのことを無視していいかというとそうではなくて、チームのこともぼんやりと考えている。

全体か個かではなく、個が全体を作り、また一方で全体の中に個があると考えています。 チームビルディングやファシリテーションに対する1on1。それらはピントの合わせ方次第であって根元は同じものなんじゃないか?と思う次第です。

おわりに

いかがでしょうか。 私は、1on1を始めてまだ一人目まだ半年にも満たないですが、これからもずっと継続して勉強していきたいなと思っています。

みなさんも、良い1on1ライフを!